1954-03-26 第19回国会 参議院 通商産業委員会 第24号
本来中小企業者の金融難ということは、その信用力が乏しいために一般金融機関の金融ベーシスに乗りにくい、こういう実情があるのでありまして、その金融難を緩和する一つの手段といたしまして本信用保険制度というものが生れたのでございます。然るに融資保険約款の第二条を見ますると、保険に付し得る貸付の要件といたし策してその第四号として「担保又は保証のあること」としてあります。
本来中小企業者の金融難ということは、その信用力が乏しいために一般金融機関の金融ベーシスに乗りにくい、こういう実情があるのでありまして、その金融難を緩和する一つの手段といたしまして本信用保険制度というものが生れたのでございます。然るに融資保険約款の第二条を見ますると、保険に付し得る貸付の要件といたし策してその第四号として「担保又は保証のあること」としてあります。
又融資の内容そのものを見ましても、復興金融金庫法に復金の目的が明記してございます通り、一般の金融機関から融資し得ないものを復金が出すという特殊の性格がございましたために、普通の金融ベーシスに乘る融資ばかりを見ますると、確かに変則的なものがあつた。